【FX】移動平均線を活用したトレード手法|初心者でも使いやすいエントリー戦略

移動平均線でトレンドを掴め!初心者でも使えるFX戦略

移動平均線(Moving Average, MA)は最も基本的かつ人気のあるテクニカル指標の一つです。多くのトレーダーが移動平均線を活用してトレンドを把握し、売買のタイミングを決めています。本記事では、FX歴14年の専業トレーダーである著者が移動平均線の基礎知識から、実際のトレード手法までを分かりやすく解説します。

1. 移動平均線とは?

移動平均線(MA)は、一定期間の価格の平均値を計算し、滑らかなラインとしてチャートに表示するテクニカル指標です。主に以下の2種類があります。

単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)

一定期間の終値の平均値を取って計算されるシンプルな移動平均線。

  • 計算方法が簡単で、多くのトレーダーが参考にする。
  • 短期SMA(10日、20日)と長期SMA(75日、200日)がよく使われる。

指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)

直近の価格に重みを置いて計算される移動平均線。

  • トレンドの変化に素早く反応する。
  • 短期トレーダーに人気。
SMAとEMAを表示したチャート

※緑が20期間のSMA、青が20期間のEMAを表示した1Hチャート

SMAとEMAのどちらを選んでもさほどトレードに影響しません。実際に自分が使いやすいと感じる種類と数値を使うといいですよ。私は、20・80・200に設定したSMAを利用することが多いです。

2. 移動平均線の基本的な活用方法

① トレンドの判断

  • 上昇トレンド:短期MAが長期MAの上にある。
  • 下降トレンド:短期MAが長期MAの下にある。
  • レンジ相場:移動平均線が横ばい。

一つの波のトレンドであれば移動平均線をトレンド判断に利用する必要はありませんが、複数の移動平均線を表示することによって、一回り大きい波などを同時に分析することができるので、不用意なエントリーミスを減らすことができますよ。

3本の移動平均線を利用したトレンド分析

20SMA(緑)・80SMA(青)・200SMA(オレンジ)を表示した1Hチャート

20SMAが上を向いて下位足の上昇トレンドを築いている場合でも80SMAや200SMAという上の波の移動平均線が下を向いているときは下位足の上昇トレンドが長く続かないことが多い。上の図は、途中で80SMAも上に向き始めたが、その過程で短期と中期の争いがあり保ち合いを築いている。

このことからも分かるように下位足から上位足に連動してトレンドする際には、大きな反発を呼びレンジを形成することがあるので、トレンドフォローで取引する場合は、その中に巻き込まれると何度も損切りになりますので注意が必要です。

是非、自分でも過去のチャートを確認してみてくださいね。

② ゴールデンクロスとデッドクロス

  • ゴールデンクロス(買いシグナル):短期MAが長期MAを上抜け。
  • デッドクロス(売りシグナル):短期MAが長期MAを下抜け。

有名な手法ですが、単純にレンジではダマシが多くなるので、この手法は上位足などの相場環境が良いところで使わないと勝率が低くなります。もっとも、それは他のエントリー手法にも同じことがいえますが。

20SMA(緑)・80SMA(青)・200SMA(オレンジ)を表示した1Hチャート

上の図は、上位足が押し目の箇所でのゴールデンクロスで取引を試みることができる場面です。この場合は、ダウ理論の安値切り上げ、高値更新をする前にエントリーができました。初心者には難しく感じると思いますが、まずはプロの取引の仕方のイメージを掴んでいただきたいと思います。

③ サポート&レジスタンスとしての活用

  • 価格が移動平均線にタッチして反発することが多い。
  • 長期MA(200日など)は特に強いサポート・レジスタンスになりやすい。

ただし、移動平均線の設定にはトレーダーごとにばらつきがあるし、サポレジとして利用している人といない人もいることから、コンセンサスが一致せず機能しない場合もあります。私の場合は、移動平均線をサポレジとして使うのではなく、あくまでトレードする時間軸の環境把握・エントリー位置を把握するために使うことが多いですね。

3. 移動平均線を活用したトレード手法

① 短期トレード(スキャルピング)向け:5MA & 20MA 戦略

手法

  1. 5MAが20MAを上抜けたら買い(ゴールデンクロス)。
  2. 5MAが20MAを下抜けたら売り(デッドクロス)。
  3. 損切りは直近の安値、高値を基準に設定。

この手法は、スキャルピングする時間軸の中でもすぐ近くに抵抗帯がないなど、値が伸びやすい場所を狙うのがポイントです。

特徴

▶ 短期の値動きを捉えるので、デイトレやスキャルピング向き。

▶ ダマシが多いので、フィルターとして他の指標(RSIなど)と併用するのが効果的。

RSIは、押しや戻りを判断するのに使うといいですよ。

② 中期トレード(デイトレード)向け:50MA & 200MA 戦略

手法

  1. 50MAが200MAを上抜けたら買い(ゴールデンクロス)。
  2. 50MAが200MAを下抜けたら売り(デッドクロス)。
  3. 50MAが200MAより上のときは押し目買い、下のときは戻り売り。

特徴

▶ 短期的なトレンドの方向性を判断しやすい。

▶ デイトレーダーやスイングトレーダーに人気。

日本ではあまり使われませんね。

③ 長期トレード(スイングトレード)向け:200MAトレンドフォロー戦略

手法

  1. 価格が200MAの上にあるときは買い目線。
  2. 価格が200MAの下にあるときは売り目線。
  3. 200MAで反発したらエントリーし、順張りを狙う。

特徴

▶ 大きなトレンドを掴むのに適している。

▶ 200MAは多くの投資家が意識するラインなので、信頼性が高い。

ただし、1Dや4Hの200MAでのトレンドフォローは、エントリーチャンスが少ないので自分の武器の一つとして考えておくといいでしょう。私がやるなら1Dや4Hが200MAに到達し、そこから勢いよく反転してトレンド転換した場合に取引を検討しますがV字に進んでいくことも多いので中々難しいですね。

200MAで反発したところでエントリーする例

上の図は、1Hチャート(緑20SMA・青80SMA)で下のオレンジは4Hの200SMAです。縦線は、4Hに付けた目印なのであんまり意味ないです。

4Hの200SMA付近でこのくらい力強く反発した場合は、エントリーを検討することができます。もっとも、少しの反発(抽象的ですが相対的に)では資金が入ってくる(もしくは入っている)かどうかが分からないので焦ってエントリーしないように気を付けましょう。

4. 移動平均線の注意点と限界

ダマシが多い:特にレンジ相場では頻繁にシグナルが出るため、他の指標(ボリンジャーバンドやRSI)と併用するのがおすすめ。

遅行性がある:移動平均線は過去の価格を基に計算されるため、急激な価格変動には対応が遅れる。

市場環境に応じて使い分けが必要:トレンド相場では有効だが、レンジ相場では機能しにくいことも。

私は、トレンドフォロー派でレンジをどれだけ避けるかに集中しているのでレンジ相場でのオシレーター手法は使わないです。

5. まとめ|移動平均線を上手に活用しよう!

移動平均線はFXトレードにおいてシンプルで強力なツールです。初心者でも使いやすく、基本的なトレンド判断やエントリー戦略として活用できます。しかし、単体での使用には限界があるため、他のテクニカル指標と組み合わせながら、自分のスタイルに合ったトレード手法を見つけることが重要です。

▶ おすすめの活用ポイントまとめ

  • トレンド判断に使う(上昇・下降・レンジ)。
  • 価格がMAの上か下かを意識する。
  • サポート・レジスタンスとしての機能はあまり信用しない。
  • 他の指標と組み合わせてダマシを回避する(レンジを避ける)。

移動平均線を使いこなし、FXトレードでの勝率を高めていきましょう!

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