定年後にFXで副収入は可能?安定収入を得るための現実的な考え方

「定年後、年金だけで生活できるのか?」「貯金を取り崩しながらの生活に不安を感じる…」「できれば、無理なく続けられる収入源がほしい」

こう考える人が増えています。

実際、総務省の統計によると、60歳以上の世帯の約60%が何らかの収入源を持っていることがわかっています。同時に、金融庁のデータでは、個人投資家のFX取引量が年々増加しており、中でもシニア層の参入が増えていることも確認されているんですね。

その理由はシンプル。FXならスマホ1台で取引ができ、好きな時間に取り組めて、通勤も不要。体力的な負担がなく、自由なペースで収入を得られる手段として注目されているからです。

とはいえ、このような背景だけでは「定年後の収入源としてFXは本当にアリなのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。そこで、専業トレーダーとして10年以上FXを続けてきた私が、リアルな答えをお伝えしますね。

定年後の収入源としての選択肢は?

定年後の収入を考えると、大きく3つの選択肢があります。

① 定年後も働く(アルバイト・シルバー人材センター)

「やっぱり働くのが一番確実だ」と考える方も多いでしょう。アルバイトやシルバー人材センターの仕事は、定年後も続けやすく、毎月安定した収入が得られるのが魅力。

ただし、体力的な負担がある仕事も多く、自分の好きな時間に働けるとは限らないのがデメリットになりますよね。特に、年齢が上がるにつれて「長時間の勤務が厳しい」「立ち仕事がきつい」と感じる方もいるでしょう。

定年後も自分の好きな仕事ができるならいいですが、そうでなければ一生働き続けなければならないのかと不安を感じるのではないでしょうか。

② 投資で資産を増やす(株・投資信託・不動産投資など)

働かずにお金を増やす方法として、投資を考える方もいるかもしれません。株や投資信託、不動産投資などは、長期的に資産を増やせる可能性があります。特に、NISAやiDeCoなどを活用すれば、税制優遇を受けながらコツコツ運用できるというメリットは大きい。

一方で、投資にはある程度のまとまった資金が必要です。また、短期間で大きく増やすのは難しく、じっくり運用することが前提になります。

「すぐに生活費の足しが欲しい」という人には、少しハードルが高いかもしれませんね。

③ FX(外国為替証拠金取引)

FXは、少額から始められるという点で、定年後の選択肢として注目されています。繰り返しになりますが、パソコンやスマホがあれば、自宅で取引ができ、通勤も不要で体力的な負担もないのが大きなメリット。

ただし、FXは株や投資信託と違い、価格の変動が激しく、安定した収入を得るのは難しいという側面があります。また、しっかり学ばずに始めると、資金を失うリスクがあるため、最初から大金をかけるのは絶対におすすめできません。そのため、「少額から始めて、じっくり経験を積む」ことが大切になります。

この中でFXは、体力を使わず、自宅でできる収入源として魅力的に映るかもしれません。ですが、実際に収入源として成り立つのか?その答えをもう少し深掘りしていきましょう。

FXは定年後の収入源として現実的なのか?

定年後に始めやすいと言われるFXですが、それだけで生活を支えるのは決して簡単ではありません。

確かに、FXには魅力的なポイントがいくつもあります。

例えば、少額の資金で始められるため、まとまった貯蓄がなくても参入しやすいこと。

また、取引時間が自由なので、早朝でも夜中でも、自分の都合に合わせて取引できるのも大きな利点です。さらに、パソコンやスマホがあれば自宅で完結できるため、わざわざ外に出る必要がなく、体力的な負担も少なく済みます。

実際、私自身もFXを本業としており、場所や時間に縛られずに取引できることのメリットを強く実感しています。そのため、定年後に「無理なく続けられる収入源がほしい」と考えている人にとって、FXは選択肢の一つになり得るでしょう。

しかし、一方でリスクや難しさも無視できません。FXは毎月必ず利益が出るものではなく、相場の動き次第で負けることもあるのが現実です。加えて、ただ感覚で売買するのではなく、知識を身につけ、経験を積むことが不可欠です。

私自身も、最初の3年間は思うように勝てず、何度も「やっぱり無理なんじゃないか」と感じました。けれども、少しずつ勉強と分析を重ね、相場の流れを理解し、リスクを管理することで、ようやく安定した利益を出せるようになったのです。

つまり、FXは学べば収益を得られるようになるものの、何も知らずに始めてしまうと大きく負ける可能性が高いということです。

FXだけで老後資金を作るのは非現実的

FXで老後資金を作りたいという話を聞くことがありますが、正直に言うと、それはかなり厳しいです。

なぜなら、FXは相場の状況によって勝ちやすい時期と勝ちにくい時期があり、安定した収益を出し続けるのは難しいからなんですね。

例えば、毎月10万円ずつFXで稼ぎ続けるというのは簡単ではありません。FXには勝ち負けの波があり、長期間勝ち続けるには相当なスキルが必要です。

私の場合は、勝ちにくい時期に絶対に取引をしないようにして勝ちやすい時期に集中して取引をすることにより安定した利益を出していますが、老後資金を作る目的を持ってFXに取り組むと焦って勝ちにくい時期にも手を出してしまい、結局は資金が増えない状態が続くことが容易に想定できます。

では、どうすればいいか。

老後の資産形成を考えるなら、長期的に資産を増やし、安定した収入を確保できる方法を選ぶのが現実的であると考えます。

現役のFXトレーダーの私が言うのもなんですが、例えば、株や投資信託を活用して資産を長期的に運用することで、リスクを分散しながら資産を増やすことが可能です。実際に私もFXの利益の一部を株の長期投資の資金に回しています。

また、退職金や年金を適切に運用することで、比較的安定した収入を確保しながら老後の生活を支えることもできます。

一方で、FXは老後資金を作る手段としては向いていませんが、副収入としてなら十分現実的な選択肢になり得ます。

「1億円稼ぐぞ!」というように気負うことなく「毎月3万円〜5万円の副収入を得る手段」としてFXを取り入れることで、年金や貯蓄に頼るだけでなく、余裕を持った生活を送るためのプラスアルファの収入源とすることができます。

無理に大きな利益を狙うのではなく、堅実にコツコツと取り組むことが、FXを定年後の収入源として活用するうえで重要なポイントになるのですね。

定年後にFXで副収入を得るための正しいステップ

ここまでで、FXは「資産形成」ではなく「副収入」として考えるべきだと申し上げてきました。では、どう始めるのがベストなのでしょうか?

ステップ1:デモトレードで練習

いきなり資金を入れてトレードを繰り返すと、初心者はまず資金を減らし続けます。まずはデモトレードを活用して、リスクなしでFXの仕組みを理解しましょう。

ステップ2:少額でリアルトレードを開始

「1万円〜5万円」の少額資金で練習するのがポイント。

最初から大きな金額をかけると、負けたときに精神的なダメージが大きくなります。少額資金であれば1回のトレードで負けても1,000円前後に抑えることもできるんですね。

ステップ3:リスク管理を徹底

FXで安定した収益を得るためには、徹底したリスク管理が不可欠です。

具体的には、1回の取引でリスクを資金の1~2%以内に抑えることが基本となります。また、無理なハイレバレッジは避け、「勝つこと」よりも「負けないこと」を意識することが重要。

私自身、リスク管理を徹底することで、長期的に安定した収益を得られるようになりました。一見するとシンプルなルールのように思えますが、実際にトレードをしていると、お金の増減に影響されてルールを守れなくなることもあります。

だからこそ、リスク管理を徹底する強い意志を持ち、感情に流されないトレードを心がけることが大切なのです。

結局、FXを老後の副収入の手段としてすべきか。

FXは、定年後の副収入として考えれば現実的ですが、いきなりリアルトレードをするのはリスクが高いです。また、実際にやってみないと、本やネットで調べただけでは気づかなかった点も多く出てきます。

そこで、FXを老後の副収入の手段としてすべきかの判断をするのに、まずはリスクなしのデモトレードで試すといいでしょう。

FXは、資金を増やすという目的以外にも、世界中の天才たちが熱中している知的なゲームという側面を持ち合わせています。すなわち、老後に熱中することや生きがいにもなり得るのですね。

したがって、自分に向いているかどうかを見極めるためにも、まずはFXの口座開設をして、リスクなしのデモトレードで試してみるのが副収入への第一歩です。

まとめ:定年後のFXは「副収入」として考えるべき

  • FXは自由な時間に取り組めるが、安定収入ではない
  • 資産形成には株や投資信託が向いているが、FXは副収入の手段としてはアリ
  • まずはデモトレードで試して、自分に向いているか判断するのが大切
  • 定年後の副収入としてFXを始めてみたいと思ったら、まずはデモトレードから

以上のことから、FX口座を開設して少額から始めれば、老後の副収入の手段として現実的であると考えます。

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